あなたは自分の髪についてどれだけ知っていますか?

美容

髪質は生まれ持った”個性”でありながら、悩みを抱えている方も少なくないでしょう。ですが、自分の髪質を理解している人は少ないのではないでしょうか?クセや髪質によりケアや対処方法は変わってきます。今回は自分の髪の毛について深く知っていただくために、セルフチェックの方法も含めご紹介していくので、是非読みながらご一緒に自分の髪質を確認していきましょう。

髪質の基準を知ろう

一人ひとり性格が違うのと同様、髪にはさまざまな種類があり十人十色です。髪質は見た目で分かる人もいれば、見ただけでは分からず触ると分かるような人もいます。

  • 剛毛(硬い髪)
  • 軟毛(柔らかい髪)
  • 直毛
  • クセ毛

髪質は大きく分けて4つに分かれます。それでは、それぞれの髪質について深掘りしていきましょう。

剛毛(硬い髪)

一般的に剛毛と言われる髪は、一本一本が硬くしっかりとした髪質です。また、太く毛量が多い髪質も剛毛に当てはまります。

髪の表面には、水分やタンパク質が逃げていってしまうのを防いでくれるキューティクルというものが存在します。剛毛の場合、キューティクルに隙間がなく髪内部のタンパク質がぎっしり詰まっていて、ハリツヤやコシがあり健康的な髪の証拠でもあります。

ですが、パーマなどのカールがかかりにくかったり、重たい印象になったりしてしまうのが特徴です。ケアやセットなど、扱い方には工夫が必要です。

軟毛(柔らかい髪)

猫っ毛とも呼ばれる柔らかい髪は、キューティクルが薄くタンパク質の密度も低い、剛毛とは逆の特徴を持っています。なので保護機能が弱く、枝毛や切れ毛といったダメージを受けやすい髪質。

ふんわりとした柔らかい可愛らしい印象もあり、剛毛よりは扱いやすい髪質ですが、パーマやカラーがかかりにくく落ちやすいという難点があります。

軟毛だからと毛量が少なくなるわけではありませんが、男性ホルモンの関係で硬い髪の毛から軟毛に変わることがあります。軟毛化が進むと薄毛や抜け毛の原因になるので注意が必要です。

直毛

2種類のタンパク質のバランスにより直毛かクセ毛かが決まります。この2種類のタンパク質がそれぞれ同じくらいの量で均一であると直毛となります。

直毛は柔らかく細い髪質の方もいますが、髪一本一本が太く硬いような髪質の方が多いです。汗や湿気でうねったり広がることがないので、ストレートヘアが保てるのは直毛の良いところ。

しかし直毛の方にも悩みはあり、外国人風といった動きのあるコテで巻くヘアスタイルをしようとしても上手く巻けなかったり、巻けたとしてもすぐに巻きが取れてしまったりとスタイリングが難しい髪質です。また髪が丈夫なので、コテと同様にパーマをしようとしてもパーマ液が浸透してくれずカールがかかりずらかったり、カラー剤も浸透しずらく色が入りにくいといった悩みもあります。

クセ毛

クセ毛は遺伝による先天的な原因と、ホルモンバランスや生活習慣といった後天的なものが原因でなります。

またクセ毛にも大きく分けて4種類あり、波状毛、捻転毛、縮毛、連珠毛があります。

波状毛

湿気によって膨らんでしまうのが特徴で、日本に最も多い髪質です。基本的にはS字のようなウェーブをしていて、軽くうねっている方もいれば、三つ編みを解いたようなうねりの方もいます。髪の表面は直毛に見えても、内側が波状毛になっている場合もあります。

捻転毛

一見するとストレートのようにも見えたり、ツヤがなくダメージヘアにも見えますが、縄のように捻れている状態が特徴のクセ毛です。髪の太さが均一でないため、カラーや縮毛矯正などの薬剤効果が出にくい髪質です。

縮毛

細かく縮れた毛の状態のことで、湿気などに左右されず濡れていても乾いていてもクセが出ます。ツヤがなくパサついて見えるのが特徴です。比較的に日本では珍しい髪質ですが、縮毛矯正でストレートにできるクセ毛です。

連珠毛

髪全体を見るとストレートのようにも見えますが、一本の髪に大きさが異なる数珠が連なっているようなクセ毛で、手触りがゴワゴワします。細くなっている部分から切れやすく、枝毛悩みを持つ方も多い髪質です。ダメージに弱いため、カラーや縮毛矯正、パーマなど髪に負担がかかる施術が難しいクセ毛です。

自分の髪質をチェックしよう

髪質の種類が分かったっところで、自分の髪質はどれに当てはまるのかセルフチェックしてみましょう。

セルフ診断をする場合は診断しずらくなってしまうのを防ぐため、髪を結んだ跡がない状態アイロンやコテでスタイリングしていない状態縮毛矯正やパーマなどをしていない髪の状態で行ってください。

①髪を1本切る

セルフ診断するにあたって、髪の毛を1本取ります。この時、引っ張って抜いてしまうとうねってしまい判断しずらくなってしまうので、出来だけ根元から切りましょう。

表面の髪の毛はダメージを受けている場合があるので、内側の髪の毛を取るようにしましょう。周りの髪も間違って切ってしまわないよう注意してください。

②手触りを確認

片手で根元を持ちながら、もう片方の手で根元から毛先に向かって指を滑らせます。

デコボコしていたりザラザラしていると感じたら、捻転毛、縮毛、連珠毛の可能性があります。また、逆に手触りが悪くない場合は、波状毛や直毛の可能性があります。

③見た目で確認

見やすくするために取った髪をダークトーンの方は白い紙、ハイトーンの方は黒い紙の上でチェックしていきます。

三つ編みを解いたようなうねりや、S字にカールしているようであれば波状毛

縄のようにらせん状に捻れていれば捻転毛

細かく縮れていれば縮毛

大きさがバラバラな数珠が連なっているように見えれば連珠毛

(※あくまでセルフチェックなので、詳細を知りたい方は美容師にお気軽にご相談ください。)


まとめ

4種類の髪質、4種類のクセ毛について解説しました。直毛の特徴を改めて知った方や、自分のクセは何に当てはまるか理解できた方もいるかと思います。

今回はこのような内容でしたが、これからもダメージ毛についてやケアの仕方についてもご紹介していくので、合わせてご参考にしてみてください。

自分の髪質をご自身で理解いただけることで、皆さんの髪の毛がより素敵になりますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました